新しい年を迎えて、皆さんも今年の目標を立てている事でしょう。
年末までとは違い、練習に向かう意欲も増してくる頃だと思います。
今回は、1-2月の寒い中での練習の注意点について触れてみたいと思います。
一番注意してほしい事は、寒い日に外でランニング練習をする時です。
この時期は、トライアスロン練習の中で、ランニング強化期に当てている人が多いと思います。ロードレース、マラソンなどに挑戦するのもこの時期が一番多いのではないでしょうか。
そこで注意が必要なのは、3種目のうちスイムとバイクは衝撃が無い運動なのですが、ランニングは、足を地面に着くたびに、地面から衝撃を受ける運動である事。当然スイム、バイクに比較して、故障のリスクが高くなります。
そして上述のように、1年の中で最も寒い季節ですので、筋肉も動きずらく筋肉自体の柔軟性も低下しているという事です。当然故障のリスクは、寒い時が一番高くなりますので、対策が必要になります。
まずは十分なウォームアップですが、出来れば走る前に暖かい室内でストレッチをしておくことをお勧めします。外に出てからストレッチをしても身体も暖まりませんし、筋肉も気温が低いと柔らかくなりずらいです。外でストレッチや体操をする場合も、先に身体を温めるためにジョギングをしてからやる事が効果的です。
それから装備も大切。寒い日はロングスパッツを履いた上にウインドブレーカーなどを着用する事で、空気の膜が出来て、体温を上げることが出来ます。
筋肉の温度も上がり、身体が動きやすくなるのでぜひやってみましょう。
その上でウォームアップです。メイン練習を行う前に、汗がある程度出るまで行う事が大事です。暑い夏に比べると、2,3倍の時間をかけて行う事をおすすめします。最低でも20分以上はゆっくりジョグをすると良いでしょう。
そしてもう一つ、汗をかいてきたら、衣服が濡れてくるまでかいてしまうと今度は身体を冷やす原因になるので、汗ばむ程度でキープできるように衣服の着脱で調整する事が大事になります。
以上今回は寒い中でのランニング練習について書いてみました。
参考にして頂ければ嬉しいです。
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~