食事を摂る時、皆さんは調理用の油について、どのような意識をお持ちでしょうか？
健康のために良い油を普段から使っている。あまり氣にせずに、お徳用の油で料理を作るなど、人それぞれ考え方も事情も違います。

しかし、調理の時に使う油や、外食で食べる食事に含まれる油を意識する事で、疲労の回復が全然違ってくるようです。この事はアスリートのみならず、普段の生活をする中でもとても大切な事です。

それではどのような油が良くて、どのような油に注意が必要なのでしょう。一番良いのは、オリーブオイルや菜種油等の、自然に抽出した商品となります。しかし本当のオリーブオイルというのは、市場にはなかなか出回っていないと聞きます。
そして本当のオリーブオイルがある店を見つけたとしても、かなりお高い買い物となります。もちろん健康のためには、そこは良いものを買うという方は、良いと思いますが、みんながみんなそのように購入できるわけではありません。

ではどうするか。ポイントは新鮮な油を使う事です。揚げ物などを提供するお店や、ファーストフードのポテトなどは、法律で定められた基準をもちろん守り、何度も同じ油で揚げものを作っています。しかし、この何度も使う事により、油は酸化するのです。その結果、味や栄養などは変わらなくても、胃腸で消化する時の負担や、その後、体内吸収された油が身体に与える影響は大きいのです。新鮮な油であれば負担もなく、疲労もしにくいと言われています。

現在は、多くの食品を加工する時に油を使い、我々の食べ物が作られていますが、少し注意をして、古い油の調理品は出来るだけ取らない努力が必要です。また好んで揚げ物を食べる方に、圧倒的に肥満や生活習慣病が多い事も事実です。普段から食べるものを少し意識し、疲労回復をしっかり考えて食事をする事は、アスリートのみならず、誰にでも重要なテーマです。ぜひ新鮮な油を使うようにしてくださいね。

～「月刊トレーニングアドバイス」として、月に１回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています～