皆さんはトライアスロンの3種目を楽しんでいく中で、効率について考えていますか？
なんのことやら、と思う方もおられると思いますが、例えば低い心拍数で速いスピードを出すことが出来れば、心拍数をもう少し上げることで、更に速いスピードが出るという事になります。
そんな夢のような話はなかなか信じられないかもしれません。しかし良く考えてみると、そんなに難しい事を言っているわけではないのです。スイムをする時、脚が落ちて泳いでいる人が、少しでも脚が上がって泳げるようになれば、抵抗が少なくなる分、スピードが上がる事は想像に難しくないと思います。
同じようにバイクで力が入りずらいポジションで乗っている人が、少し良いポジションになる、またはランニングで少し後傾して走っている人が、少し前傾した良いポジションに乗るだけで、スピードが出る。実は無駄に力を使い、エネルギーをたくさん消費しながら、エンデューランススポーツを行っている事があるのです。
そのような動作を改善して、力が伝わるように身体を動かすことが出来れば、単純に心肺機能や筋力が向上する事で、パフォーマンスが伸びる事とは、別のアプローチで競技力が伸びるのです。このようなアプローチは自分だけではなかなか難しいものですが、コーチがついていれば、その事も可能になります。
これからオフシーズンに入る中で、上記のようなアプローチを行い、来シーズンに向けて動作を改善、パフォーマンス向上を狙っていきましょう。宇都宮トライアスロンスクールのレッスンでは、動作を改善するレッスンにも力を入れていますので、一緒に練習していきましょう！

～「月刊トレーニングアドバイス」として、月に１回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています～