今回はバイクについての話です。
日本人は外国人に比較すると、バイクの走力が劣る選手が多いように思います。
これはエリート選手のみならず、エイジ選手達にもその傾向があります。
一般的に外国人は筋量が多く、身体が大きいイメージがあり、多くの人はこれでは仕方ないと思っている方もいるようですが、果たしてそうでしょうか?
私は30年に渡り海外に出て合宿やレースに行きます。ここ数年は年間10回前後海外で合宿とレースを繰り返す生活を送っていますが、日本人が必ずしも筋量が少なく、身体も小さいとは思えません。スペインやフランス、ポルトガルでも日本人よりも小さい選手がたくさんいますし、南米の選手達はさらに華奢な選手もたくさんいます。
それでは上記のような先入観はどこから来るのか。それは映画や一部のマッチョな外人がメディアや広告に出るからではないでしょうか。日本人は広告やメディアに白人を登用する事が好きです。なんかかっこいい、洗練されたイメージとなりますが、これも子供の頃から、モデルや俳優を見ているから、そうなると思うのです。
ですが実際には、日本人でも筋力が強い人もいるし、マッチョでかっこいい人もたくさんいます。逆に白人でも身体が小さく細い人もたくさんいるのです。少し話はそれましたが、つまり日本人でもバイクは世界と普通に戦えます。要は練習の仕方なのです。
簡単に言うと、日本人のバイク練習は、極端に重いギアを踏むことをあまり好まない傾向があるようです。特にサイクリストにその傾向が強いです。しかし自転車が速くなる方法はシンプルです。重いギアを踏める筋力と、効率よくペダルを回せるスキル。
この2つを実現させるためにポジションをしっかり合わせる事。これだけです。もちろんトレーニングの組み方は簡単ではありませんが。
私が育ててきた選手達で、普通に世界でもバイクがむちゃくちゃ強くなった選手達も上記のコンセプトで強化しました。エイジの皆さんも同じです。宇都宮トライアスロンスクールではこのような練習方法も教えていますので、興味がある方はお待ちしています。
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
トライアスロンスクール宇都宮村上塾
http://murakamijuku.com