今回はランニングのトレーニング環境の変化についての話です。
国内では、環境が見つからず難しい地域もあると思いますが、世界のトップ選手達は、アスファルトのロードで練習をする事はほとんどなくなってきました。皆さんも想像できると思いますが、アスファルトは地面の衝撃が土や芝に比べてかなり大きくなるからです。
そしてこの傾向はトライアスロン選手だけではなく、多くのトップランナーも実践するようになりました。ランニングの接地時の衝撃は、脚に負担を与えて、故障のリスクを大きくします。トライアスロンの3種目の中で、ランニングは唯一の衝撃運動ですので、スイム、バイクに比較しても、ケガ、故障のリスクが高いのです。
そしてもう一つトライアスロン選手について言うと、体型を比較しても、トライアスロン選手は、ランナーに比較して、体重が5-8㎏重いのです。自転車を漕ぐための大腿部と臀部の筋肉が発達し、さらに水泳を泳ぐために上半身がランナーに比べて圧倒的に大きくなるからです。
そういったことから、世界のトップ選手達は、ロード練習ではなく、土のグランドやトレイル、クロカンコースなどを好んで練習に使うようになってきました。またGPSウォッチの出現がこの事を可能にしている部分もあります。腕時計で距離と速度、心拍数、高度などが分かるため、グランドの距離表示が必要なくなったのです。
皆さんもぜひ、公園や森林のトレイル、河川敷などを探して、出来るだけアスファルトを使わずに練習できるようにしてみてください。必ず故障の確率が減りますよ!
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
トライアスロンスクール宇都宮村上塾
http://murakamijuku.com