梅雨明けとともに、ものすごい暑さが日本中を直撃しています。
皆さん、体調に氣をつけてお過ごしくださいね。
今回はトップ選手達の暑熱対策について書きたいと思います。暑い中でレースをする機会が多いトライアスロン。どうしたら最大にパフォーマンスを発揮する事が出来るのでしょう。
私は昨年の東京オリンピックで、日本選手やノルウェー選手達とともに暑熱
対策を行ってきましたが、その中で大切な事は暑さに慣れる事でした。
人間の体はその環境に適応する力があります。そこであえて暑い中で練習をします。練習のポイントは負荷が高すぎず、時間が長すぎない事です。言っている事は簡単な事なので、誰でも想像がつき、自分で考えてやってみた人も多いかと思います。
しかし重要な事はその練習で強度が高すぎ、時間が長すぎると、今度は体が悲鳴を上げて、熱中症、脱水などになってしまう事です。そうなると暑熱対策が本末転倒になってしまいます。むしろダメージを受けて体が動かなくなることも。
ではどうしたら効果を得られるか。低強度のエアロビック運動を最初は30分ぐらいからはじめていきます。慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしますが、低強度で練習をする事が大切です。強度が高いと暑熱順化できません。最大で2時間ブルーメンフェルトはやっていましたが、60-90分でも十分効果があります。
その際にしっかり水分補給とミネラルの摂取も忘れないようにしましょう!
今回のテーマは次回のTriathlonLumina誌にもインタビュー形式で特集掲載される予定です。ぜひ楽しみにしてくださいね。
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
トライアスロンスクール宇都宮村上塾
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