今回はスポーツ選手の喘息について少し触れてみます。
選手をたくさん指導していると、中には喘息を持っている選手もいます。
私の指導歴の中でもかなり多くの選手が喘息を持ちながら頑張っていました。
彼ら彼女らは、日常生活の中でも、季節やその時の体調により、喘息で苦しみますが、練習の強度が高い時には、発作を起こして呼吸がかなり苦しくなる時があります。人によりますが、特にランニングで出る傾向が強いです。
その時のために、日常から喘息用のお薬等を持っていますが、練習を途中でやめなければならなくなったり、頑張りたいのに、頑張れないでペースダウンするという事もあり、本当にかわいそうです。
しかもステロイド系の薬は、ドーピングにも引っかかるものがあり、使えない選手がいたり、TUE申請と言って事前に競技団体に申請を行う場合もあります。この申請も結構面倒です。
そこで一般的に私が見てきた選手達に、お医者さんのアドバイスをもとに、伝えているのは以下のような事です。
・急な寒暖差により喘息が出る場合があるので、出来る限り温度を一定に保つこと。
・乾燥していると発作が起きやすいので、常に喉をうるおして練習する事。
・自宅などでは、回復させるためにスチームで保湿しておくこと。
・マスクは湿度を保つのに良いので、乾燥しているときは寝る時にマスクをして寝る事。
・喘息薬も色々あるので、医師と相談して自分に合うものを試して使っていく事。
皆さんの参考になれば幸いです。
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
トライアスロンスクール宇都宮村上塾
http://murakamijuku.com