寒い冬や暑い夏と、人間の体はその時の環境に左右されながら活動をしています。スポーツをする時には、この寒さ暑さに対して色々と対策が必要ですね。簡単に言えば寒い時には温かい恰好をする。暑い時には涼しい恰好をするという事になるわけですが、もう少し視点を変えて、良いパフォーマンスをレースや練習で出すためにはどうしたら良いかと考えてみましょう。
一つの注目すべきポイントに、筋肉の温度が挙げられます。筋肉の温度も通常は37度前後を保っているわけですが、寒い時、末端部分はどうでしょうか?通常よりも下がっている事は容易に想像できますね。
同じように暑い夏の日、汗をかきながら活動している状況では、既に通常の体温よりも上昇しているから、汗をかくのだという事も想像できます。そして上記のように、筋温が低すぎても、高すぎてもスポーツで良いパフォーマンスを発揮できなくなる事がわかっています。
ではどれぐらいの温度が適正かと言うと38度ぐらいと言われています。これは感覚で言うと汗が軽く流れるくらい。
つまり寒い冬も暑い夏も良いパフォーマンスをを発揮するには、メイン練習やレースの前に汗が軽く流れるぐらいの筋温にしてから、行う事が大事だという事です。寒い日はそのための防寒対策、暑い夏は体を冷やすための暑熱対策が必要になるという事です。
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
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