東京オリンピックへの注目が高まる中、選手達を悩ませているのが、日本の夏の暑さです。
温度、湿度ともに強力な昨今、どう選手達は戦うのか。我々男子オリンピックチームも必死で日夜対策を考えています。
今回はその一端をお話ししますね。 まずは体を冷やす部位ポイント。
鼠蹊部や脇の下、首を冷やすなどは一般的ですが、足の裏、手の裏を冷やす事はかなり効果が高いです。
更には頭を冷やす事も有効。レース中にどの部位に氷や水をかけるかで選手達のパフォーマンスは変わります。
また内容は公開できませんが、レース前に我々はヒートキャンプという暑さに順応するキャンプを行います。
暑さに慣れた状態になると、血液中の血漿成分が多くなり、体の体温が上がりにくくなるのです。
それ以外にもミントやメントールの香、スプレーなどで脳を涼しい状態と勘違いさせたり、涼しく見える色のサングラスをかけたりする事も有効な手段です。
皆さんもいろいろ試していただき、熱中症対策をしっかりお願いします。
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
トライアスロンスクール宇都宮村上塾
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