昨年の世界選手権。男子ランは、ついに28分59秒というとてつもないタイムをマリオモーラが叩き出した。女子もグエンジョーゲンセンが31分台を近年数回記録している。スイム1500m、自転車40㎞走った上で10㎞をこれだけのタイムで世界は走る時代になった。陸上専門の選手達が聞いてもビックリするタイムだ。
当然3種目目の疲労した状態でこのランタイムだと、ランニングだけやればモーラは28分前半、ジョーゲンセンは31分を切るぐらいで走れるはずだ。実業団ランナーのレベルと言える。世界で戦うためには3種目全てにおいてその道の一流選手レベルになることが要求される時代が来た。
私たち日本人が彼らに戦えるようになるには、箱根駅伝に出ている選手で、中学生まで競泳を全国クラスで戦っていた選手のレベルが必要となる。そんな選手はいるのか?というと実はたくさんいる。つまりそのような資質を持つ選手達がいかにトライアスロン界に入ってこれる環境を作れるかがカギとなる。
またそのような資質を持つ子を、小学生の段階でトライアスロンに向かわせる発掘システムを作ることが世界に楔を打ち込む事になる。
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
トライアスロンスクール宇都宮村上塾
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