最近は腕時計でも心拍数が測れるようになり、多くのランナーやトライアスリートが使っています。
腕時計タイプの精度は胸部にセンサーを付けるものと比べると、まだ安定していないところがありますが、今後技術革新でどんどん精度は上がっていくことでしょう。専門家や雑誌のアドバイスでは、心拍トレーニングに関する技術と心拍の関係をほとんど触れていないので、少しその話をしましょう。心拍数は負荷強度によって上がっていきます。つまりゆっくり走っていれば低い心拍数、頑張って走ると高い心拍数になります。多くの文献や専門誌、専門家のアドバイスでは、
そこに技術がどれだけ影響するかについてほとんど触れません。しかし技術と心拍はかなり相関関係があります。
ランニング動作で上半身が立ち、上下動がある人は、上半身の位置が良く、上下動のない人と比べると、同じ能力があったとしても心拍は大きく変わります。前者は高くなり後者は心拍が低くなります。つまり心拍から練習強度を導き出すだけでは、本当の適正強度や効果的な練習ペースを導き出せないことになります。
結論としては練習の中でまず第一に必要なのは動作習得。そこに時間を割き、良い動作を覚えることが第一です。良い動作の上に狙った強度の練習をしていくことで、本当にトレーニング効果が出てくるのです。
村上塾ではスイム、バイク、ランともに動作3原則を皆さんにお伝えしています。
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
トライアスロンスクール宇都宮村上塾
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