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チームブログ

カテゴリ : 塾長ブログ

2025年8月1日

Vol153…暑熱下のトレーニング

地球温暖化が加速し、極端な天候の変化が当たり前のようになってしまった現在。
我々アウトドアスポーツを楽しむ者達にとっても、厳しい練習環境と大会での天候に対する不安がつきまとうようになってしまいました。

しかし物事はポジティブに考える事でしか、次へのステップを踏むことは出来ません。
温暖化に関しては、少しでも我々個人も、地球環境に優しく環境に負荷や迷惑を
かけないライフスタイルを送っていく事が求められます。より自然な生活を模索して、普段から心がけて実践していく事を、楽しんでいこうと思うのです。

さて本題に移ります。この先いよいよ本格的に暑い夏が来る中で、練習や大会に対して、どのような対策を取っていくかが重要になります。そこで今回は、暑熱下の中でアスリートとして、注意してほしいポイントについて書いてみます。

まずは、当たり前に熱中症対策。この事については、テレビや新聞、雑誌など、色々なメディアでこの時期に取り上げられていますので、ここではアウトドア環境下で練習やレースをする時に、覚えておいてほしいポイントを、いくつか記載してみます。

1,水分摂取には、塩分が必要
我々が陥りがちな暑さ対策の間違えの一つに、塩分摂取があります。運動をしない人達は1日5-8g程度に抑えるように推奨されていますが、我々はその約2倍近く、塩分を必要とする場合があります。特に長時間、屋外で高温多湿にさらされるスポーツでは、汗と一緒にナトリウムや電解質が大量に失われてしまうので、塩分だけでなくミネラルや電解質も必要になります。一般には塩分を控えるような傾向もありますが、我々には塩分が必要です。そして大事な事は、普通の精製塩ではなく、ミネラルや電解質が豊富な岩塩や、海水から自然に作る塩を摂る事。スポーツドリンクも良いのですが、ペットボトル等に溶かして飲む事もおすすめです。

2,暑熱下の運動強度を調整する
気温、湿度が高い中での運動は、快適な気温湿度の運動に比べて、体温を一定に保つために、身体への負荷がかかります。そのため練習をする時には、自分の良い時の練習のペースやボリュームを基準に考えて練習してしまうと、結局練習をこなせない事になったりもします。そこで気温湿度の状況に合わせて、ペースを少し落とす。本数を減らす。インターバルの回復時間を長くする。こういった切り替えをしないと、逆にこの時期の良い練習とならなくなり、疲れ果てて体調不
良を起こす事にもなります。

3,食事内容について
暑さの中で特に意識していただきたい食事内容は、その時期に出来る野菜をしっかりと食べる事。
6月を過ぎるとナスやピーマン、きゅうり、トマト、オクラ、モロヘイヤ、ミョウガ、ニンニクなど、この時期に収穫できる野菜がたくさんあります。日本人は古来より身土不二と言って、自分の生活環境の約16㎞半径で出来る食べ物を旬の時に食べていれば、病気にならないという考え方をしていました。
そして、その時期の気候や環境を乗り切ることが出来る、つまり暑さ対策にもなる栄養素がしっかり入っているとも言えます。私はこの考え方は、現代でも通用すると思います。皆さんもぜひ実践してみてください。

以上の3点に気を付けながら、暑い夏も元氣に、アウトドアスポーツを楽しみながら乗り切って行きましょうね!

~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~

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