日本だけだはありませんが、近年厳しい気象の変化で、我々アウトドアスポーツは常に難しい判断をしながら練習をしなければいけない時代になりました。来年
に迫ったパリオリンピックでは、セーヌ川が20年に一度の大雨のために水門を開き、汚水が流れ込み、オープンウォータースイムのテストイベントが中止になる事態が起こり、トライアスロンも開催できるか危ぶまれています。しかし嘆いていても仕方ないので、今できる事を明るくやっていきましょう!
さて国内の気象状況を見ると、猛暑、雷、そして夕方の豪雨が常に襲ってくる状況です。それでも我々はトレーニングしなければなりません。ではどうするか。まずは室内環境の最大限の利用です。バイク練習は33度を超えると経験上、頑張ると吐き気と脱力感が体を襲います。これには個人差があると思いますが、恐らく30度を超えたどこかの気温、または体調により皆さんもこの反応が出ます。この状況では良い練習は出来ませんね。
このような状況下でバイク、ランのスピード系の練習は、根性練習にはなりますが、練習効果は通常の環境で行う事に比較するとかなり落ちる事になります。ではどうするか。
バイクは固定ローラー、ランはランニングマシーンを、室内のクーラーの効いた環境で行う事が良いです。外の方が景色が変わり気持ちよいという方がほとんどだと思いますが、この1か月は室内で練習する選択をする事がおススメです。スイムに関しては、水温が少し上がりますが、バイク、ランほどではないので、今まで通りでよいでしょう。
そしてもう一つ。最高の練習場所は、高地に上がる事。標高が500mを超えただけで、気温が下がり湿度も低下してきます。1600mを超えると呼吸が苦しくて、スピード練習をいきなりする事は出来ませんが、1000m程度でしたら、その日に行って練習して帰ることは良い練習になります。日本はどこに行っても少し足を伸ばせば山があると言っても良い環境です。活用しない手はありません。そして練習後には、その地域の名物を食べて帰る楽しみもあったりするので、2倍楽しめますね。
まだまだ暑い日が続きますが、上手く練習を組み立てて、この暑い夏をエンジョイしましょう!
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
トライアスロンスクール宇都宮村上塾
http://murakamijuku.com