宇都宮村上塾は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
無料体験受付中! 090-4053-0610 受付時間 AM10時~PM5時
お問い合わせはこちら

チームブログ

カテゴリ : 塾長ブログ

2022年11月1日

Vol127…30歳過ぎたら身体のケアを丁寧に

これは私自身の話です。私は26歳で競技を辞めて、日本人初のプロコーチになりました。年齢的にはまだまだ選手として頑張れる年なのですが、日本には競技者を指導する本格的なコーチがいませんでした。そこで私は決断し、若いうちからコーチ業をはじめました。

しかし若いコーチは、まだまだ知識も経験も技術も足りないため、自分も身体を動かして、背中で選手達を引っ張る事を心がけました。その結果、アップもしないで本練習を選手と走ったり、全力でもがいたりして、筋肉を痛めたり、鎖骨が折れたまま、ランニングの指導をしたりと、無茶をしていました。宮古島大会では大会1か月前に子供たちと全力で走り、軽く肉離れ、大会まで走らずに、強引に出場。ラン2㎞までは問題なく走れたのですが、そこでまた肉離れ。残り40㎞を肉離れしたまま走るというひどい事も。

その結果、40歳を過ぎたころから、寒い日に軽くジョグしただけで、昔の古傷が、ピリッと肉離れ。それを毎年のように繰り返し、もう自分は元気に走れない身体になってしまったと思いました。だましだまし、暖かい日にゆっくりジョグや、冬は走らないなどしながら50歳を迎えました。

東京オリンピックが終わるまではそんな感じで、やっていましたが、ある時筋肉を触ってみると、ものすごく硬い。こんなに硬くてはすぐに肉離れすると思い、その日からゴリゴリ、しこりがある場所を癖になるくらいにセルフマッサージをする事にしました。するとどうでしょう!筋肉が徐々に柔らかくなり、結果あれだけ苦しんできた、ちっちゃい肉離れをしなくなったのです。今は選手とスプリントをしても大丈夫になりました。

つまりメンテナンスが出来ていなかった。どんなことでもそうですが、事前準備とアフターケアを丁寧にすることで、物でも身体でも壊れずに動いてくれる。

50歳を過ぎて、恥ずかしながら当たり前の事に氣づいたのでした。皆さんの中にも同じような症状の方はいませんか?毎日ストレッチ、筋トレ、筋肉のケアを怠らなければ、身体は応えてくれますよ。

~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~

トライアスロンスクール宇都宮村上塾
http://murakamijuku.com


©MURAKAMI JUKU. All Rights Reserved.