今年は梅雨がなかなか明けずに、はっきりしない天候がが続いていますね。 新型コロナも先が見えない中ではありますが、皆さん元氣に体を動かしていますか?今回は高温多湿の中で、どう効率的に練習をしていくかについて、いくつかアドバイスを出来ればと思います。
まず基本的な事から。1時間以上の練習を行う場合は、ボトルは2つ準備しましょう。ひとつは水、もう一つはスポーツドリンクが良いです。スポーツドリンクには、水分の他に、電解質とよばれる塩分やカルシウム、マグネシウムなどが入っており、エネルギー源の糖質も補給できるものが一般的です。これらは暑熱練習時には、欠かせない体に必要な成分ですので、単に水だけを飲んでいても、身体に必要な成分をおぎなう事が出来なくなりますので注意が必要です。また飲む時は、がぶ飲みは胃腸を弱らせます。こまめに少しずつ飲むことが大事です。
次に練習環境ですが、出来るだけ涼しい時間帯や木立の中の日陰を選ぶなど少しでも涼しい場所を見つける努力が必要です。おすすめは川沿いの日陰がある道路やトレール。
川が流れていると、そこに気温と水温の温度差があり、気温が低くなったり、少し風が流れたりします。ぜひ探してみてください。そして何よりもおすすめは、少しで良いので高度が高いところで練習する事です。標高500m以上になるだけで、湿度が低くなり、気温も下がります。
我々の拠点の宇都宮でしたら、中禅寺湖畔まで上がる事がおすすめです。宇都宮が35度あった時、なんと中禅寺湖は25度でした!ただし1500m以上上がると酸素が薄くなり、練習が苦しくなるので注意しましょう。
最後に練習中は、水をかぶる事をお勧めします。人間は筋肉や体内の体温が39度を超えると動きが鈍くなり、正常な運動が出来なくなります。ですので練習中のインターバルを長くとり、その間に頭から水をかぶったり、身体、筋肉に水をかける事で、筋温が下がり、また頑張る事が出来ます。
厳しい暑さがこの先待っていますが、元氣に練習を続けていきましょうね!
~「月刊トレーニングアドバイス」として、月に1回会員様限定で配信している塾長コラムを、1ケ月遅れてこちらのブログに掲載しています~
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